紅宝玉ルビイ)” の例文
とその塩瀬より白い指に、汗にはあらず、紅宝玉ルビイ指環ゆびわ点滴したたるごときなさけの光を、薄紫の裏に包んだ、内気な人の可懐なつかしさ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しづく、たつた一滴、私の針の先へ紅宝玉ルビイをたつた一滴……貴方はまだ私を愛してゐるのですから、私はまだ死なれません……あゝ可哀さうに、私は美しい血を
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
侍女一 近頃は、かんてらの灯の露店ほしみせに、紅宝玉ルビイ緑宝玉エメラルドと申して、貝をひさぐと承ります。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)