“紀綱”の読み方と例文
読み方割合
きこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その当時の紀綱きこうを維持する斬捨て御免の制度は、武士階級の面目を保護するために、百姓町人に向って応用することをゆるされているはず。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
多寡たかの知れた一人の武蔵をなどと、寛大にしておいたら、領下の紀綱きこうがゆるむというものだ。まして、今のような乱世には
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)