“糸店”の読み方と例文
読み方割合
いとだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大丸は大伝馬おおでんま旅籠はたご町から大門通りへ折れまがって裏まで通った、一丁の半分以上を敷地にして幾戸前かの蔵と店とで、糸店いとだなによった方に広い土間があった。
大丸のまむこうに、大丸出入りの菓子や「かめや」あり、旅籠町はたごちょう通りに大丸とならんで大丸の糸店いとだなと扇店があり、「みすや針店」のとなりが森田清翁という、これも出入りの菓子や。
糸店いとだなによった方に舞台があって、立派な衣装をつけた芝居を番頭たちがっている。そこも見物はギッシリだ。だがこうした足どめ策をしても、やっぱり外に忍び出るものは多かった。