粒々りゅうりゅう)” の例文
かつその質点の説のごとき、粒々りゅうりゅうこれをたなごころに見るがごとし。ああ化学の熟する、目また全牛を見ざらんとす。しるして同好のいまだこれを知らざる者に告ぐ。
化学改革の大略 (新字新仮名) / 清水卯三郎(著)
二丈あまりの材木が、その人々の粒々りゅうりゅうとながす汗に引き摺られて、作事場のほうへ曳かれて行くのだった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
細工は粒々りゅうりゅう仕上げを御覧ごろうじです
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
粒々りゅうりゅうの辛苦をして、やっと写した城の見取図が、ものもいわず、いきなり肩越しに出て来た手のために、しわくちゃにつかられようとするのを見ると、武者修行は、火薬の塊りが火を呼んだように
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)