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粋人
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すいじん
ふりがな文庫
“
粋人
(
すいじん
)” の例文
のつぽといつていいくらゐ背の高い男で、とつつきの悪い不愛想なところがあつたが、実は
飃々
(
ひょうひょう
)
とした楽天家で、案外すみに置けない
粋人
(
すいじん
)
でもあつた。
夜の鳥
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
ビックリ
函
(
ばこ
)
だとか、本物とちっとも違わない、泥で作った菓子や果物だとか、蛇の玩具だとか、ああしたものと同じ様に、女の子を
吃驚
(
びっくり
)
させて喜ぶ
粋人
(
すいじん
)
の玩具だといってね。
二銭銅貨
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
と云っても、ただの「遊び」でそれをしているほど、彼はまだ
枯淡
(
こたん
)
な
粋人
(
すいじん
)
では勿論なかった。
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いはゆる
粋人
(
すいじん
)
がすることである。粋人にはなりたくないものだ。粋人といふものは贅沢の情夫ではあつても贅沢の正妻ではあり得ない。彼等は贅沢と正式に結婚する費用と時間と無駄を惜しむ。
雪
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
「拙者は左様な
粋人
(
すいじん
)
とは違う」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“粋人”の意味
《名詞》
風流、風雅を好む人。
遊郭、芸道などに通じた人。粋士。
(出典:Wiktionary)
粋
常用漢字
中学
部首:⽶
10画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“粋”で始まる語句
粋
粋事
粋狂
粋客
粋者
粋言
粋様
粋筋
粋紳士風
粋過