“粋紳士風”の読み方と例文
読み方割合
プレッシュウ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしフランスに流行したとかいう粋紳士風プレッシュウ、または鬼面毒笑風ビュルレスクを信奉している様子らしく、むやみやたらに人を軽蔑し、孤高を装って居りました。
兄たち (新字新仮名) / 太宰治(著)
兄は、きっと死ぬる際まで、粋紳士風プレッシュウの趣味を捨てず、そんなはいからのこと言って、私をかつごうとしていたのでしょう。無意識に、お得意の神秘捏造ミステフィカシオンをやっていたのでありましょう。
兄たち (新字新仮名) / 太宰治(著)