“米石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こめいし50.0%
べいこく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西に一人、東に二人の番人がさらにその要害のよい門のそばを堅めていた。半蔵らは門内に敷いてある米石こめいしを踏んで行って、先着の旅行者たちが取り調べの済むまで待った。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
町人並びに近在のものは賦役ふえきつかわされ、海岸の人家も大方はうちつぶして諸家様のお堅め場所となり、民家の者ども妻子を引き連れて立ち退き候もあり、米石べいこく日に高く、目も当てられず。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)