節日せちにち)” の例文
もとよりこの二つの節日せちにちの大切であったのは争えないが、一つには外へ出て故郷をおもい、もしくは年取って少年の日を回顧する人たちに、特に印象の濃く鮮かなるものが
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
節供は節日せちにちの供物ということ、すなわち神霊と一家総員とが食物をともにすることであった。九州の各地で古語のままに、ノーレー(ナホラヒ、直会)と謂っているのもそれであった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
結局は節日せちにちや祭の期日の印象を微弱ならしめたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)