“笑貌”の読み方と例文
読み方割合
えがお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地蔵様は忍辱にんにく笑貌えがおを少しも崩さず、堅固に合掌してござる。地蔵様を持て来た時植木屋が石の香炉を持て来て前に据えてくれた。朝々それに清水を湛えて置く。
地蔵尊 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
地蔵様は忍辱にんにく笑貌えがおを少しも崩さず、堅固に合掌してござる。地蔵様を持て来た時植木屋が石の香炉を持て来て前に据えてくれた。朝々其れに清水を湛えて置く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
船はやおら桟橋を離れた。空色そらいろぎぬ笑貌えがおの花嫁は、白い手巾はんかちを振り/\視界の外に消えた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)