竹楯たけだて)” の例文
そこで、寄せ手は、城兵の心理をついて「降伏して出る者はみな助けん。正成以外はその罪を問わず」という矢文やぶみを、土塁どるい竹楯たけだての内へむやみに射こんでみたが、それにもなんの反応はない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹楯たけだてを組め。竹楯の列を押して、城壁へ寄せろ」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)