“竹帛”の読み方と例文
読み方割合
ちくはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死んだあとではもう誰一人阿 Quei の噂をする者がないので、どうして「これを竹帛ちくはくに著す」ことが出来よう。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
所謂竹帛ちくはくに名を垂るる人々である。これに反して、若しその然らざるものの誰なるかを挙げたなら、それは文藝の邪道に走った深川夜烏とわたくしの二人があるのみであろう。
木犀の花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それならば俺は一つその正反対の行き方でもって名を丹青たんせい竹帛ちくはくに垂れてやろう。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)