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竣工
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でき
ふりがな文庫
“
竣工
(
でき
)” の例文
そこで
白湯
(
さゆ
)
を一碗のむと、親鸞は、もう八分どおりまで
竣工
(
でき
)
かけている
伽藍
(
がらん
)
の足場の下まで行って
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宝町の三井では、
建築
(
たて
)
増しの
竣工
(
でき
)
た祝いと、新開きの西店の売出しとで、一町内に、紅白の幕を張り、紺の
暖簾
(
のれん
)
に、花傘を植えならべて、屋根の上から、餅を
撒
(
ま
)
いていた。
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの座敷に寝ころんで見たら、
房総
(
ぼうそう
)
の海も江戸の町も、
一望
(
ひとめ
)
であろうと思われる
高輪
(
たかなわ
)
の
鶉坂
(
うずらざか
)
に、久しくかかっていた疑問の
建築
(
たてもの
)
が、やっと、この秋になって、九分九厘まで
竣工
(
でき
)
た。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日本橋は、
竣工
(
でき
)
てからまだ一年も踏まれていなかった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“竣工”の意味
《名詞》
(建築などの)工事が終わること。
(出典:Wiktionary)
竣
漢検準1級
部首:⽴
12画
工
常用漢字
小2
部首:⼯
3画
“竣”で始まる語句
竣
竣成
竣功