“立悚”の読み方と例文
読み方割合
たちすく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人の声がしたので、はねあがるように身を起したお島の目に、松の枝葉を分けながら、山を降りて来る二人の姿がふと映った。お島は可恥はずかしさに体が慄然ぞっ立悚たちすくむようであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)