トップ
>
窮命
>
きうめい
ふりがな文庫
“
窮命
(
きうめい
)” の例文
「旦那の三郎兵衞が持つてゐた筈だが、それは表向きで、
懲
(
こら
)
しめのための
窮命
(
きうめい
)
だから、鍵はツイ廊下の柱にブラ下げてあるさうですよ」
銭形平次捕物控:107 梅吉殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一と月あまりも
窮命
(
きうめい
)
されてゐるとしたら、どんなものだ——お前は知るまいが、あの娘は名前だけの姪で本當のことを言へば赤の他人だ。
銭形平次捕物控:231 鍵の穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「これが森三といふので御座いませう。私共の話を立ち聽きして、注進に出かけるところでした。明日まで
窮命
(
きうめい
)
させませう、繩と手拭を——」
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そんなことはございません。そんな可愛いゝ姪を藏の中へ入れて、一と月も
窮命
(
きうめい
)
させる筈はないぢやございませんか」
銭形平次捕物控:231 鍵の穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何うかしたら、この娘が手引をして引入れたんぢやあるまいかと言ふ者があつて、一應縛り上げて
窮命
(
きうめい
)
さして居たんで——、旦那の言ひ附けで御座いますよ
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
水神
(
すゐじん
)
の森の中で、花時は大した繁昌ですが、そのお銀と申す、如何はしい女に
溺
(
おぼ
)
れ、家を外にいたしますので、この春から一と間に押し込め、
窮命
(
きうめい
)
をさせて居りました。
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「店にありますから誰でも持出せます。若旦那を
窮命
(
きうめい
)
させる心持さへ通ればよかつたんで」
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そいつは一番先に出さなきや。——
窮命
(
きうめい
)
も時によりけりだ」
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それはわからないが、——俺は明日の朝、
御納戸
(
おなんど
)
町の河西源太といふ人の家へ行つて見ようと思ふ、お前は時次に逢つて見てくれないか。お松は一と晩位番所で
窮命
(
きうめい
)
させるもよからう、浮氣の
虫封
(
むしふう
)
じになるぜ」
銭形平次捕物控:139 父の遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その中に
窮命
(
きうめい
)
させてをります
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
窮
常用漢字
中学
部首:⽳
15画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“窮”で始まる語句
窮
窮屈
窮鼠
窮鳥
窮迫
窮地
窮余
窮策
窮乏
窮窟