穿切はきき)” の例文
後はみなしごなる女の年紀とし七歳ななつばかりなるが、大人の穿切はききらしたる草履を引摺ひきずり、ばたばたとけて来て、小石につまずき、前へのめり、しばらくは起きも上らず。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)