空際そらぎわ)” の例文
下手しもて空際そらぎわには高圧線の鉄塔が見える。大同電力のダムでかれた河流は百八十尺の高さにその水深を増したというのだ。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
「今夜の満月はさぞいいだろうな」と私はその丘の空際そらぎわをふり仰いだ。それにしてもあまりに慌ただしい舟の速力である。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)