“空楼”の読み方と例文
読み方割合
あきや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
発狂したようにわめきつづけるのである。死際しにぎわの頼みだ、待ってやれと、将の一人が云った。露八は、幕兵の手を振りほどいて、以前まえ空楼あきやの内へ駈けもどった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)