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秩祿
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ちつろく
ふりがな文庫
“
秩祿
(
ちつろく
)” の例文
新字:
秩禄
徳川幕府も天下を取つた當時などは、權力を確立することに急で、創業早々大小名を取り立て過ぎ、
秩祿
(
ちつろく
)
をやり過ぎました。
銭形平次捕物控:199 蹄の跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
秩祿
(
ちつろく
)
を加へられる度數の多いので、心あるものは主家のため、領國のために憂へ、
怯懦
(
けふだ
)
のものは其人を
畏
(
おそ
)
れ
憚
(
はゞか
)
り、
陋
(
いや
)
しいもの、
邪
(
よこしま
)
なものは其人にたよつて私を濟さうとするやうになつた。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
家事不取締といふことで、輕くて
秩祿
(
ちつろく
)
の何割か
毮
(
むし
)
り取られ、重ければ取潰しといふ憂目にも逢はないものでもありません。
銭形平次捕物控:216 邪恋の償ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
言ふまでもなく、徳川幕府の綱紀も次第に紊れて、旗本御家人はその借金の始末などのために、養子名義で金持の町人の子を容れ、事實は家名や
秩祿
(
ちつろく
)
の賣買をしたことはあまりにも有名なことです。
銭形平次捕物控:279 持参千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
秩
常用漢字
中学
部首:⽲
10画
祿
部首:⽰
13画
“秩”で始まる語句
秩父
秩序
秩禄
秩父銘仙
秩父縞
秩序立
秩父颪
秩父銘撰
秩禄没収
秩