秉忠へいちゅう)” の例文
蔵春は秉忠へいちゅうの号なり。盧溝は燕の城南に在り。この劉文貞に傾倒することはなはだ明らかに、其の高風大業を挙げ、しこうして再拝一哭いっこくすというに至る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
文貞はすなわ秉忠へいちゅうにして、袁珙えんこうの評せしが如く、道衍のえんけるは、秉忠のげんに於けるが如く、其のはじめの僧たる、其の世に立って功を成せる、皆あいたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)