“祭囃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつりばや50.0%
まつりはや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表通りから笛やかねや太鼓の、にぎやかな祭囃まつりばやしが聞えてきた。下谷御徒町したやおかちまちの裏にいたときで、秋祭の始まった晩のことだった。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
頭のどこかで祭囃まつりばやしが聞えている、かねや笛や太鼓の、にぎやかな、うきうきするような囃しの音だ。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
きのうまでは宿のすぐ下の家で祭囃まつりはやしの練習に余念もなかった。寝床に入ってのちまでも祭囃しは聞こえておった。今日はかえってその囃しは聞こえない。先刻どこかで花火が揚がった。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)