神憑カミガカ)” の例文
其に、志斐姥シヒノウバの、本式に物語りをする時の表情が、此老女の顔にも現れてゐた。今、当麻タギマ語部カタリベウバは、神憑カミガカりに入るらしく、わな/\震ひはじめて居るのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)