“祝田”の読み方と例文
読み方割合
いわいだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして着々と、まっ黒に、地を這う雲かのような甲軍二万七千余の兵は、押太鼓おしだいこを天地にとどろかせながら、祝田いわいだ刑部おさかべ引佐川いなさがわと迫って来た。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こよい敵が祝田いわいだに野営するところを放火して奇襲するようにすすめたのであったが、老獪ろうかいな敵の信玄は、わざと、小人数の抑えをのこして家康の手出しに「はなの戦法」を掛けたのであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)