“碧樹”の読み方と例文
読み方割合
へきじゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうだろう、題字は颯爽さっそうとして、輝かしい。行と、かなと、珊瑚灑さんごそそぎ、碧樹へきじゅくしけずって、触るものもおのずから気を附けよう。厚紙の白さにまだ汚点しみのない、筆の姿は、雪に珠琳じゅりんよそおいであった。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)