“破草人”の読み方と例文
読み方割合
やぶれかがし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と辻便所より女乞食、はだえの色の真白きに、海松みるのごときあわせまとえば、泥にまみれしのこんの雪。破草人やぶれかがしの笠をかぶりてよぼよぼとつえすがり、呼吸いきづかい苦しげに——見せ懸けたるのみ、実はしからず。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)