トップ
>
破廉恥漢
>
はれんちかん
ふりがな文庫
“
破廉恥漢
(
はれんちかん
)” の例文
我我の悲劇は年少の為、或は訓練の足りない為、まだ良心を捉へ得ぬ前に、
破廉恥漢
(
はれんちかん
)
の非難を受けることである。
侏儒の言葉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
長崎に、
温泉
(
うんぜん
)
の山に、大村の刑場に、殉教の美しい血を惜しまなかった幾多の聖徒の名をけがす
破廉恥漢
(
はれんちかん
)
!
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
当事者が私のような
破廉恥漢
(
はれんちかん
)
でなければ、それを公に発表しようなどという気は起こさぬだろうと思う。
秘密
(新字新仮名)
/
平林初之輔
(著)
……下等動物の
蟻
(
あり
)
や蜂を見よ。あんな下等な生物でも汝等のような卑怯な本能は持っていないぞ。汝等は実に虫ケラ以下の存在だ。神……人……共に憎む
破廉恥漢
(
はれんちかん
)
とは汝等の事だ。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ああ、僕は単なる
軽挙妄動
(
けいきょもうどう
)
の徒に過ぎないのに。一介の
破廉恥漢
(
はれんちかん
)
に過ぎないのに。
わが師への書
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
恥
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“破廉恥”で始まる語句
破廉恥
破廉恥罪
破廉恥脳