研桶とぎおけ)” の例文
引窓から白い月明りがしこんでいる下に、童子は、研桶とぎおけを据え、刃渡り一尺五、六寸の野差刀のざしを持って、一心にやいばをかけているのであった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)