“砂床”の読み方と例文
読み方割合
すなどこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀泥ぎんでい利休屏風りきゅうびょうぶに、切燈台きりとうだいがチカチカと照り返していた。青螺せいらつぶしの砂床すなどこには、雨華上人うげしょうにんの白椿の軸、部屋の中ほどに厚いしとねを重ね、脇息きょうそくを前において、頬杖をついている人物があった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)