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石造
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せきぞう
ふりがな文庫
“
石造
(
せきぞう
)” の例文
先生の覚悟は生きた覚悟らしかった。火に焼けて冷却し切った
石造
(
せきぞう
)
家屋の
輪廓
(
りんかく
)
とは違っていた。私の眼に映ずる先生はたしかに思想家であった。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
崩れかかったような細い
石造
(
せきぞう
)
の階段が
尽
(
つ
)
きていよいよ例のパチノ墓穴に入ると、そこには
急設
(
きゅうせつ
)
の電灯が、
煌々
(
こうこう
)
と輝いて金貨散らばる
洞窟
(
どうくつ
)
の隅から隅までを照らし、棺桶の中の
骸骨
(
がいこつ
)
も
昨夜
(
さくや
)
そのまま
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
空濠
(
からほり
)
にかけてある石橋を渡って行くと向うに一つの塔がある。これは
丸形
(
まるがた
)
の
石造
(
せきぞう
)
で石油タンクの状をなしてあたかも巨人の門柱のごとく左右に
屹立
(
きつりつ
)
している。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“石造”の意味
《名詞》
石を材料として建築物や物をつくること。また、そのようなもの。
(出典:Wiktionary)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“石造”で始まる語句
石造皇子
石造建物