“石秀”の読み方と例文
読み方割合
せきしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石秀せきしゅうと孫立とはただちにやりを合せ、両々譲らず、火をちらし、鎗身そうしんからみあい、激闘数十合におよんだが、勝負、いつ果てるとも見えなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事の急変と、その荒ッぽさに驚いたのは、店の一室で寝ていたあだ名、※命べんめい(命知らず)三郎の石秀せきしゅうである。むらむらッとしたが、すぐいやと、胸をなでさすった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やれやれ、ほっとしたわい。ご近所の衆、まアこっちへ入って飲んでください。……いや申しおくれました。おまえ様が娘聟を助けておくんなすった石秀せきしゅうさんで」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)