“せきしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石州75.0%
石秀12.5%
積聚12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石州せきしゅう者の田中太七というは、俗にいう稲荷下ろしにて、女房おきぬとともに、本年の四月ごろより神戸へ来たり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
石秀せきしゅうと孫立とはただちにやりを合せ、両々譲らず、火をちらし、鎗身そうしんからみあい、激闘数十合におよんだが、勝負、いつ果てるとも見えなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事の急変と、その荒ッぽさに驚いたのは、店の一室で寝ていたあだ名、※命べんめい(命知らず)三郎の石秀せきしゅうである。むらむらッとしたが、すぐいやと、胸をなでさすった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蘇我の馬子の孫である赤兄あかえが、斉明天皇の失政として水城みずき石城いわき等の築造や軍需の積聚せきしゅうを攻撃しているごとき、明らかにこれを証示するものである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)