“石念”の読み方と例文
読み方割合
じゃくねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小丸山の庵室の留守居としては、教順房をかしらにして、石念じゃくねん夫婦や、そのほかの者をすべて残した。支度といっても、笠とわらぐつ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、くりやのほうから、縁づたいに、紙燭しそくを持って通りかけた石念じゃくねんの妻鈴野が、ふと、門口にうずくまっている人影を見て
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「教順どのと、生信房どのは、今し方もどられましたが、まだ、西仏房さいぶつぼうどのが、帰られませぬ」と石念じゃくねんが答えた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)