矢交やま)” の例文
浅野又右衛門の弓隊は、そこの本陣からやや離れた山陰やまかげの腹にかたまっていた。弓之衆ゆみのしゅうの一隊ではあるが、今日の合戦に、矢交やまぜの戦いなどはないと見越して、みな槍を持っていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)