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矚
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まも
ふりがな文庫
“
矚
(
まも
)” の例文
吾は
如何
(
いか
)
にしてここに逢へる! 貫一はその胸の夢むる
間
(
ひま
)
に
現
(
うつつ
)
ともなく彼を
矚
(
まも
)
れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
別人と見るまでに彼の浅ましく
瘁
(
やつ
)
れたる
面
(
おもて
)
を
矚
(
まも
)
りて、譲介は涙の落つるを覚えず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼はさすがに見捨てかねたる人の顔を始は
可傷
(
いたま
)
しと
眺
(
なが
)
めたりしに、その
眼色
(
まなざし
)
は
漸
(
やうや
)
く鋭く、かつは疑ひかつは怪むらんやうに、忍びては
矚
(
まも
)
りつつ
便無
(
びんな
)
げに
佇
(
たたず
)
みけるに、いでや長居は
無益
(
むやく
)
とばかり
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
矚
漢検1級
部首:⽬
26画
“矚”を含む語句
矚目
其眺矚
凝矚
打矚
眺矚