“矚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まも50.0%
そく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾は如何いかにしてここに逢へる! 貫一はその胸の夢むるひまうつつともなく彼をまもれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
別人と見るまでに彼の浅ましくやつれたるおもてまもりて、譲介は涙の落つるを覚えず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
見よ、四面の連山のさながら波濤の起伏するがごとく遠く高くつらなれるを。天下いづれの處にかこのおもしろき一そくとこの深奧なる無數の山谷とを見ることを得む。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)