“着色眼鏡”の読み方と例文
読み方割合
いろめがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも、この時は着色眼鏡いろめがねをかけ、紳士風をしていたのだから変装といってもよいかもしれない。ところで、本当の舟木の年は二十八、九だということだ
五階の窓:05 合作の五 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二人がSビルディングの入口を入っていくと、ちょうどその時、茶の中折を冠って鼠色の外套を着用し、着色眼鏡いろめがねをかけた四十恰好の一人の紳士が、二人と行き違いに出ていった。
五階の窓:02 合作の二 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
殺人を行うには変装が便利であるし、現にそのあくる日も変装して、着色眼鏡いろめがねをかけていたではありませんか。それにあの古風な貼紙はりがみ悪戯いたずらをしたのは、主義者に似合わぬ道化たところがあります。