真盛まつさかり)” の例文
旧字:眞盛
うら悲しい思ひと、夕の冷気に襲はれて、思はず身ぶるひを致しました時、白く枯れた萱の葉の音が一しきりさびしく響き渡りました。アヽ、今は冬は真盛まつさかりです。
田舎からの手紙 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)