“眉骨”の読み方と例文
読み方割合
びこつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の眉骨びこつを打ったと見えて眼瞼がんけんがまんじゅうのようにふくれ上がった。それだけかと思っていたが吐きけのあるのが気になった。
鎖骨 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
くちの大きいのは、意志の強さを示している。眉骨びこつたかく、鼻ばしらは太い。野性というか、壮気というか、何しろさかんな生命を内に蔵していることは赭黒あかぐろい皮膚の光沢や眼の光でもわかる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)