相尋あひたづ)” の例文
かへりみず不屆きの次第故早速さつそく取押へ町名家主等相尋あひたづね候へ共何か取留とりとまらぬ申くちにて至極しごく怪敷あやしく存じ候間其儘差出候に付御吟味下さるべく候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かへ相尋あひたづね候へども更に行方相分り申さず猶又其後私し事は當時の家へ入夫仕にふふつかまつり兩人の子供も持即ち兄を吉之助弟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
召出めしいだされ御尋ね下されなば委細に相分り候おもむき申立るに越前守殿然らば其忠兵衞に相尋あひたづぬる時は長庵が始末柄しまつがら相分あひわかる趣なれども先其方より一應申立べしとの事によりお光再度ふたゝびかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)