“直溥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なおひろ50.0%
なほひろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄弟がめでたく帰参したときは、新発田藩では、嫡子主膳正直溥なおひろの世になっていた。が、君臣はこぞって、幸太郎兄弟が三十年来の苦節を賛嘆した。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
法諡はふしして恭徳院と云ふ。室は新発田しばた藩主溝口主膳正直溥なほひろぢよで、子は無かつた。棠軒は遺物「黒絽御羽織」並金帛を賜つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)