“直奏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じきそう50.0%
ちょくそう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その忠顕は、外では義貞とむすび、公卿僉議せんぎでは、たれよりつよい主戦論をとっていた。そして後醍醐へもしばしば直奏じきそうの下に迫るなどの熱中のしかたであった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ご覧の如く、臣ら、長途を急ぎ参って、甲冑かっちゅうを帯し、剣を横たえておりますれば、謹んで、闕下けっかにご謁を賜う身仕度もいたしかねます。——願わくは、軍旗をもって、直奏ちょくそうおゆるしあらんことを」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)