“直向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただむか60.0%
ひたむ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蚊帳を吊る妻が袂は寢たる子の直向ただむかふ顏に觸りにつつあり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
蚊帳を吊る妻が袂は寝たる子の直向ただむかふ顔に触りにつつあり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
お吉の心はただ直向ひたむきに島君殺しに懸かっていた。自然体に隙がない、皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る、この意気でジリジリと付け廻わした。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
湖中の水はそこを目掛けてただ直向ひたむきに押し寄せていた。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)