“直刄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すぐば75.0%
すぐは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その晩、お秀の家に金六を呼んで、八五郎とお秀と立會はせ、平次は血染の揚弓に川から拾つた細い直刄すぐばの匕首をつがへて射て見せました。
と見るや、あの直刄すぐばの匕首が火の中をサツと飛んで、縁側で呆然と見て居る鶴屋利右衞門の喉笛のどぶえへグサと突つ立つたのです。
その研屋五兵衞が、昨夕ゆうべ酉刻半むつはん過ぎ入谷の寮で、直刄すぐはの短刀で左首筋をつらぬき、紅に染んで死んでゐたのです。