“盆過”の読み方と例文
読み方割合
ぼんすぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是からねえ盆過ぼんすぎになると、近村ちかの者が湯治にめえりますので、四万の方へくと銭もかゝって東京のお客様がえらいというので、大概ていげい山口へ来て這入へえる、此処が廿年さきには繁昌したものだアね
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
盆過ぼんすぎには是非一度帰ります。然しね、お話をした通り尊父をぢさんや尊母をばさんの気が変つて了つておいでなのだから、鈴さんばかりそんなに思つてゐておくれでも、これがどうして、円く納るものぢやない。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)