“盆供”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんく75.0%
ぼに25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暑気を避けるより、十四日の盆供ぼんくに伜どもの墓を賑やかに飾りたて、谷の上の細殿ほそどのからゆっくり見おろしてやろうという目的らしかった。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
○ 上総かずさの海近い村の旧慣の中には、盆供ぼんくの古い形式が保存せられていた。さらに意外なことには遠州の飯尾家に、多量の伝承が主人自らの忠実なる記述を待っていたことである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
毎年母の盆供ぼにの事だけはあの方が几帳面きちょうめんになさって下すっていたのに、今年はどうなるのやら。
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)