百囀ももさへ)” の例文
河岸かし小店こみせ百囀ももさへづりより、優にうづ高き大籬おほまがきの楼上まで、絃歌の声のさまざまに沸き来るやうな面白さは大方の人おもひ出でて忘れぬ物におぼすも有るべし。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)