白濁しろにごり)” の例文
客僧等が茶を参った、じじいが汲んで来た、あれは川水。その白濁しろにごりがまだしも、と他の者はそれを用いる、がこの少年は、さきに猫の死骸の流れたのを見たために、飲まずしてこの井戸のを仰ぐ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)