発落はつらく)” の例文
旧字:發落
等しく生計を立つるが為めなりといへども、然も彼の業は、かの算珠さんしゆ盤上に心転々し、没索ぼつさくたる生活に日夕を埋めて、四時の発落はつらくさへも知らぬが如き非興のものに非ず。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)