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瘧病
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おこり
ふりがな文庫
“
瘧病
(
おこり
)” の例文
坊門ノ宰相清忠は、そうそう下山して行ったが、途中の
輿
(
こし
)
のうちでも、
瘧病
(
おこり
)
に
罹
(
かか
)
ったような
気
(
け
)
だるい熱ッぽさを持ちつづけて帰った。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
曰く、「矢筈草俗に現の証拠といふこの草をとりみそ汁にて食する時は
痢病
(
りびょう
)
に
甚
(
はなはだ
)
妙なり又
瘧病
(
おこり
)
及び
疫病等
(
えきびょうなど
)
にも甚
効
(
こう
)
あり
云々
(
うんぬん
)
」。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
しかし、遠ざかる武者ひびきへ耳をすましていた彼は、やにわに
瘧病
(
おこり
)
のような発作で、彼女の白い濡れた顔を胸の下に抱きふせにかかった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに、あいにく彼が、
瘧病
(
おこり
)
をわずらったことも事実である。——いや、その病をもおして、馬上都を立ち、播磨への征途へついていたほどだった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
瘧病
(
おこり
)
だそうだ……。数日らいの
兄者
(
あにじゃ
)
の御病気は」
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
瘧
漢検1級
部首:⽧
14画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“瘧”で始まる語句
瘧
瘧疾
瘧疫
瘧鬼