“瘢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きず66.7%
きずあと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫婦は心をあはせて貫一の災難をかなしみ、何程のつひえをもをしまず手宛てあての限を加へて、少小すこしきずをものこさざらんと祈るなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
きずは貴方の一生の瘢よ。そしてあたしの一生の紀念かたみだわ。此瘢を見るたんびに、貴方はあたしを思出して下さるでせう。あたしが風来者ふうらいものになつちやつて、満洲あたりを
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)
その像は巡礼の衣を著しももに黒死病のきずあとを帯び、麪包を啣えた犬を従えたものだ。