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痕跡
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あとかた
ふりがな文庫
“
痕跡
(
あとかた
)” の例文
痕跡
(
あとかた
)
も残さずに拭い上げた口の中の黒血の残りが、斬られて投棄てられる拍子に、仏様の咽喉からセグリ上げて来ようなぞとは閻魔様でも気が付かん事じゃろう。
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
住むべき家の
痕跡
(
あとかた
)
も無く焼失せたりと
謂
(
い
)
ふだに、見果てぬ夢の如し、まして
併
(
あは
)
せて頼めし
主
(
あるじ
)
夫婦を
喪
(
うしな
)
へるをや、
音容
(
おんよう
)
幻
(
まぼろし
)
を去らずして、ほとほと幽明の
界
(
さかひ
)
を弁ぜず
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“痕跡”の意味
《名詞》
過去に何かが起こったことを示す跡。
(出典:Wiktionary)
痕
常用漢字
中学
部首:⽧
11画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“痕”で始まる語句
痕
痕迹
痕形
痕々